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Live Life Simple-ある暇人のつぶやき

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ベツレヘムの星は存在したのか?

081224-star-bethlehem_170.jpgクリスマスおめでとうございます。さて、新約聖書の中ではキリストが生まれたとき、東方の三博士が“ベツレヘムの星”と呼ばれる天空の合図に導かれて、飼い葉桶に寝かされた生まれたばかりのイエス・キリストの元を訪れたことが記載されています。
この星は本当に存在したのか。そして実在したとすれば、どのような星だったのか。天文学者たちは何世紀にもわたり、この問題について議論を続けています。彗星、流星群、超新星などさまざまな説が提示されてきましたが、ここ数年は主に2つの説が議論の中心となっています。

第1の説は、明るい惑星である金星と木星の1回の惑星集合(“合”と呼ばれる)に関するもの。紀元前2年6月17日には特別に目立つ合が発生している。 2つの明るい惑星は当日の夜、非常に接近していて合体しているように見えたと考えられることから、一部の天文学者はこの合がベツレヘムの星ではないかと主 張しています。 ロサンゼルスにあるグリフィス天文台所長のエド・クルップ氏は、「その当時に星空を見ていた人々は、夕方の西の空に1つの巨大な星のような物体があると思ったに違いない」と話しています(金星と木星の合は今年の12月にも発生した)。

もう一つの説は天文学の歴史的、神学的な側面を研究する学者たちにより提示されているもので、彼らはベツレヘムの星はもっと複雑な現象だったと考えています。「いまの天文学者たちは、現代の設備やテクノ ロジーで観測できるような華やかな現象を探そうとしている。彼らはベツレヘムの星の物語自体が持つ文化的影響や重要性を見逃しているのだ」とボルト氏は語る。

ボルト氏は、月や木星や特定の星のグループが天空で複雑な配置を展開し、その結果、一連の配置から総体的に伝説が発生したという第2の説を支持している。月や木星などは、占星術師でもあった当時の天文学者たちにとって重要な意味を持つ天体だった。 この一連の天体現象は紀元前6年の4月に始まった。木星は最初におひつじ座に位置していたが、その後の数カ月の間に、月と接近して2回 の合が発生し、土星とも並んだ。当時、おひつじ座はユダヤ人の象徴と見なされており、木星の連続した動きは王権の授与を示唆していたという。

第1の説は厳密に天文学的な発想であるのに対し、第2の説はより繊細な視点から古代の天体観測者たちの心を見つめようとしている。グリフィス天文台のクルップ氏は、「第2の説もなかなかもっともらしいが、天文学界で支持されるにはしばらく時間がかかるだろう」と言う。

ただ、どういった説にしろ、2千年前に起った現象を証明するにはまだ時間がかかるのかもしれませんが、大切なのは自分にとってクリスマスがどんな意味を持つのか、そしてそれにどう答えるのかと言う事かもしれませんね。
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自己紹介:
92年に渡米。テネシー、テキサス、ノースカロライナに住む。今はコロラドに住んでます。ちとドライだけどいい所です。スポーツ好きと山好きには最高の場所らしい。今年の夏はキャンプと魚釣りがしたい!と意気込んでいる今日この頃。その前にしっかり基礎体力付けろと旦那に言われてますが・・・T_T

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