Live Life Simple-ある暇人のつぶやき
アメリカ生活、ジョーク、経済、エコ、科学まで、なんでもありのネタ的ブログを掲載中
馬だって芸術の秋
米ネバダ州リノ出身の「画家」の作品が、イタリアで開かれた現代アートの国際コンクールで佳作に選ばれた。だが画家は、現地へ赴いて華やか なスポットライトを浴びる代わりに、いつも通りの場所で淡々と制作活動に励んでいる。干し草の合間に絵筆をがりがりかじりながら——。画家の名はチョラ。 23歳になる雑種の馬だ。
伊モリアーノベネトで開催されている第3回ラグーナ国際アート賞展。「大きな赤い雄鹿」と題したチョラの作品は、絵画部門の応募1770作品の中か ら選ばれた。主催した文化団体の広報担当者は、「馬の応募者を想定していなかったのは事実。最初は当惑したけれど、調べてみると米国内では実績もあるよう なので、受け入れることにした。ただ賞金の対象にはならないため、選外佳作となった」と説明する。審査員の中には「本当に馬が描いたのか」と疑う者や、怒 り出す者までいたという。作品はベニスの画廊の目にとまり、来春にはそこで個展を開くことが決まった。チョラはまさに、華々しい海外デビューを果たしたの だ。
チョラが初めて絵筆を「くわえた」のは4年前。飼い主のレネー・チェンバーズさんが柵にペンキを塗っていると、その作業に興味を示してついて回るの で、ある日紙と絵の具、筆を渡してみたところ、すぐに筆をくわえて描き始めたという。今ではチョラのマネージャーとして多忙な日々を送るチェンバーズさん によれば、原画は900ドル(約8万8000円)から2200ドル(約21万6000円)の値がつく人気ぶり。今夏にはサンフランシスコの展覧会に出品、 11月にはミシガン州で個展を開く予定だ。「絵の具が踊っているよう」「見る者の心を動かす」と、専門家の評価も上々だという。
チェンバーズさんによると、チョラには「描きたいという欲求と、天性の才能」があるのだという。この天才馬画家ChollaのHPはこちらから
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
この記事へのコメント