Live Life Simple-ある暇人のつぶやき
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貴重なサメが食べられちゃったワケ
流石に捕まえた漁師さんも珍しい魚と思ったらしく、この地域で活動をしているWWF(世界保護自然基金)のElson Aca氏に確認を依頼すると、この人はすぐにこのサメがそのとても珍しいメガマウスだとわかり、漁師の人達には「食用にしないように」と言ったそうですが・・・この体長4mで重さが500kgもあるこのサメは現地の人達にしてみればそりゃーもうご馳走だったらしく、早速解体されてココナッツミルクと一緒に煮込む「kinuout」と言うご当地料理に変身して、みなさんでおいしく食べられちゃったそうです。WWFのYokelee Lee氏は、「最終的にメガマウスが食べられちゃったのは残念ですが、しかしこの地域の多種多様な生態的が確認できました。」といい、今回のメガ マウスやジンベイザメの為とそして地域社会のために政府と地元のコミュニティーが協力してくことが重要であると言っているそうです。
メガマウスは1976年にハワイ沖で初めて発見されて、あまりにその奇妙な姿から研究者達は「新しい属」を新設したそうです。巨大な口が あるそうですが歯は小さく、ジンベイザメのように小型の動物を食べていると思われている人間にも危害は加えないと考えられているそうです。今回で41例目と非常にその発見例は少なく、いろんな種のレッドリストなどを作成しているInternational Union for Conservation of Nature(通称:IUCN)の登録では「data deficient(データ不足)」となっているそうです。まあ、それだけ発見例が少ないってことは完璧絶滅種であると考えられますが、それを食べちゃうなんて、やはり無知は恐ろしい・・・・
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